長者町
[明治22年4月1日]
明治22年の市町村制施行の際、横浜市に編入した町。
明治3年に吉田新田の埋立地に長者町字1丁目から4丁目を新設した。
『横浜沿革誌』の明治3年6月の項に「吉田新田ノ中家屋聯接セシヲ以テ長者、福富ノ両町名ヲ付ス」の記録がある。
昭和3年9月1日の町界町名地番整理施行にともない蓬莱町、梅ケ枝町、福富町、末吉町、若竹町、賑町、久方町、足曳町、雲井町、若葉町から字5丁目から9丁目の区域を設ける。
町名は縁起を祝って名付けた。
町内に祀る長者稲荷から「長者」を採ったとの説もある。『新篇武蔵風土記稿』の「吉田新田」の項に「稲荷社 除地、同じ方にあり、持同じ」の記録がある。
町は1丁目から9丁目の字区域がある。